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毛皮・革・カシミヤ風合い直しetcクリーニング

毛皮・革・カシミヤ風合い直しetcクリーニング〜洗い方や油分入れ、加工方法等々簡単ご説明〜



おしゃれ工房You友(ゆうゆう)大友眞吾です。

まず最初に、当店では別途ご依頼されなくてもドライクリーニング品は全品、
皮革、毛皮クリーニングでも全品、抗菌防カビ防虫加工をしてあります。
ビキューナなど高額品は種類の違う防虫剤を使ったW加工(別料金)もできますので、詳しくはお問い合わせください。

革ブルゾン、革・毛皮コート、毛皮エリ、クリーニングに出したらぱさぱさになってしまったコートの修復等、ご相談は色々。

画像に写ってるお預かり品って初めご利用のお客様がほとんど。

革の補色を紹介した記事を見てのお問い合わせが何件もあり、
「一度見てもらいたいんですけどもっていってもいいですか?」とお電話を頂いた後にご来店下さるお客様が何人もいらっしゃいました。

以前クリーニングに出したことあるけど綺麗にならない、風合いや質感が変わった、依頼すること自体が怖い、
どうしたらいいのかわからないので洗ったことがない等々・・・

綺麗にならないって不満に対しては、説明ができていないのが原因。
質感や風合い変化も同じく事前説明ができていないのが原因。
革の汚れって綺麗にすると色も落ちるし、ほとんどの場合、着用中の色落ちが出ています。

中には「染色までは依頼していないのに勝手に入れられてペンキを塗ったような質感になった」とお怒りのお客様もいらっしゃいます。

今現在は他店での不具合のやり直しはお受けしていませんが、最後にお受けしたやり直しの事例はこちら。

靴クリーニング&リメイク〜クロケット&ジョーンズ風合い修復〜

実際、相談し難い、相談したら依頼しないといけなくなるから等、相談するって敷居がかなり高いようです。



こちらはバーバリー革ジャケット。
かなり使い込んだ感があるジャケットです。

革製品ってこうした使用感とか使い込んだ感がある方がいいって方もいらっしゃいます。

画像では肉眼で見た時のような色が分かり難いのですが・・・

入れるオイルも色があまり濃くならないモノから濃くなるモノ、油性と水性など色々とあります。

革の色や状態に合わせてドレッシングして入れて行くモノもあります。

という事で、最初の画像に写っている中から、何をどうしていくのか簡単にご紹介。

年代物から洗うのが怖いと言われるものまでありますので興味がある方はご覧くださいね。^^




画像では分かり難いけど、左が洗った状態。
洗いながら油分も入れてあります。

右側が色が少し濃くなるよう調節したドレッシングオイルを入れた状態。

色味が少し濃くなっています。



光加減で色味が変わって見えますが同じバーバリー革ジャケットです。

左画像はエリ山の擦れる部分が白くなっています。

同じようにドレッシングしたオイルを入れたのが右画像。

クリーニングとメンテナンスです。色直しはいつでもできますし、別工程なので仕上がりを見て頂いた後に染める事も出来ます。

現物は結構色が濃くなっています。



左は30年以上前に購入されたおそらくウール綿の入ってる革ブルゾン。

水洗いを希望されていましたが触った感じ革の油分がかなり抜けている状態で、一度もクリーニング、油分入れをされたことがないとの事。

裏地もキュプラなので破れる可能性あり。革も傷み性抜けが進んでいると水洗い時に割れるように破れる事があり、触った感じでは可能性結構あるかな・・・

色々と詳しくご説明させて頂き、まずは芯まで油分が入るよう皮革洗いをお勧めさせて頂きました。革の傷みが進んでいると油分が浸透して行かないんです。

皮革洗いで芯まで油分が入っていったのでもう一度皮革に必要なコラーゲンや保湿剤を配合したドレッシングオイルを表面から入れて仕上げです。
パサつきもなくなり弾力も蘇っています。

右側は毛皮でお母さんの形見の品。
カビが生えてしまい、裏地にはカビがかなり生えていました。

表面の毛部分、裏地を殺菌したあと、根元の皮膚部分に洗剤をあまり浸透させないよう水洗いをし、
仕上げに風合いと光沢が出るようドレッシングしたオイルを入れて仕上げてあります。



こちらは水洗いご希望でしたの、水洗いをしてあります。
水洗いすると若干縮む革もありますが、革は伸びるので着ているうちに体に馴染んできます。

革も服同様、縮みや型崩れ修復ができますので、縮み幅が大きく出てしまった場合、仕上げ時に修復していきます。

革も服と同じように仕上げることもできるんです。

水洗いすると革のごわつきや固さが出るモノが多いので、最後に革のもみほぐしをして仕上げていきます。

今回は色が濃くなるオイルを入れてからもみほぐし手仕上げです。



こちらはフォックスの毛皮付きムートンコート。
毎年クリーニングに依頼していたけど綺麗にならないと3年ほど前に当店へ。

綺麗になったととても喜んで頂け、毎年お手入れをさせて頂くようになりました。

綺麗にならなかったというのが最初にお預かりしてクリーニングした時に理由がわかりました。

ものすごくソフト洗いになる毛皮クリーニングになっていたからです。洗いがソフトすぎて綺麗にはならないんです・・・



こちらはカシミヤコート。風合い直しと染め直したコートです。

左側は最近ものすごく増えてきた風合い直しのご相談でお受けしたコート。

ご主人からんのプレゼントでとても大切にしていたというコート。
一枚仕立てのとても良いコートなのでお客様にはその説明をさせて頂きました。ご主人、かなり奮発されたと思います。

クリーニング店のおしゃれ着洗いの高いコースを進められ依頼したけどぱさぱさ、手触りもカシミヤらしさが無くなってしまったと・・・

毛足のある良いコートって触ると指に油が少し付く程度残してあるんです。
ソフト洗いしても洗浄力が高い溶剤で洗うと脱脂され油分が脱脂されパサつきが出てしまうのと、停止乾燥でも高温熱風で乾燥させるとぱさぱさになってしまうんです。

髪洗った後、ドライヤー一気に熱乾燥するとどうなります?   同じです。

獣毛なので毛皮や皮革同じように全体に薄く油分を補給したあと、コラーゲンや保湿成分、を配合したカシミヤ加工剤を入れ、
毛足起こし、揃えて整えながら表面の油分をスチームで蒸して入れ込みながら直していきます。

当店が使っている加工剤の風合いになりますので新品時の風合いとは変わります。
風合い直しはどこまで手を掛けて行くかにより金額が変わります。

右は愛用して色褪せてしまったというエルメスのコート。こちらも一枚仕立てのコートです。
同じ素材でも裏地ありと一枚仕立てでは裁断縫製の質も金額も2ランク以上アップしますね。

高温で煮込む作業をしていくため油分は無くなります。
風合い直しと同じ作業をして風合いを作って直していきます。



こちらは羽毛革ブルゾン。
革クリーニングも心配だし、羽毛も膨らまなくなると困るので心配・・・

W心配でこのタイプはご相談時、お客様はとても心配されています。

当店では羽毛のドライクリーニングでも脱脂しない、新しいドライクリーニング方法で洗っています。
どこも取り組んでいない新しいクリーニング方法として経営革新を取得した洗い方です。

ご説明をするとお客様は安心され、ご依頼頂けています。

皮革製品はメンテナンスで油分を入れる事で色がある程度復活するし、もっと綺麗にとご希望されれば染め直しをすることでピグメントレザーはとても綺麗にできます。

エイジングを残したい、使用感を残しながらひどい部分のみ補色をして欲しい、など、ご希望を言って頂ければ添えるような洗いやメンテナンスをさせて頂きます。

どうしたらよいかわからない、アドバイスが欲しいってお客様は持ってきていただければアドバイスさせて頂きながら一緒に相談をさせて頂きます。
宅配のお客様はお送り頂くしかないのですが、現物を拝見したあと、お電話でご相談させて頂いております。

私も、電化製品とかPCとか、わからない事が何なのかわからないってあります。
セミナーとかで、「わからないところ、ありますかー?」って講師が言っても、何がわからないのかわからないってありますよね(笑)

服や革、染めなどの事ならわかりますので、そんな時は「どうしたらいいでしょう?」って聞いて頂ければ現物を見ながら一緒に相談させて頂きます。

依頼しなくても全然大丈夫な相談所化しており(笑)毎日初めてのお客様からのご相談をお受けしていますのでお気軽にお持ち込みくださいね^^


おしゃれ工房You友のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
ご意見、疑問など、全国どこからでもお気軽にお問い合わせください。

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